キーワード削除投票システム案について(2) 手詰まり

 何度か考え直しましたけど、やっぱりうまくいきません。(^^;


 今回のシステムに対する不安として、相反する要望があります。

  1. 登録ミスや不要となったキーワード*1を(部外者に邪魔されず)簡単に削除したい。
    (削除に失敗して、半年間もさらし者になるのは勘弁)
  2. せっかく作ったキーワードを(その価値を理解しない多数派に)簡単に削除されたくない。
    (万が一のことを考えると、キーワード登録内容を保存しておく必要があるし、削除されたらコメントを含む財産がチャラになるので凹む)


 どちらも真っ当な要望だと思いますし、正直、現在の案(だけ)では対応出来そうにありません。



 今回のシステムの思想は、「価値観の多様化に伴い複雑化していく、キーワード論争の迅速な解決」にある筈ですので、少なくても、1 の方は、想定外だと思われます。
 すべての削除予定を投票にまわすのではなく、1に相当する部分は、当事者の合意の下、平和裏に処理できるようにすべきだと思います。(現行の削除予定か、hatenadiary様の判断か、sasada案の削除提案がオススメ;;; ) > id:hatenadiary様、はてなダイアリーへの要望


 で、平和裏に処理できなかったキーワードについてのみ投票に持ち込むことにすれば、各所から建設的な案が出てくるのではないかと考えます。(現に出てますよね)
 2 の問題に対する対策しかり、(少数意見を含む)民意の反映方法しかり。
 ここを整理しないと、削除しやすくてもしにくくても、中途半端なシステムになるかと愚考します。(--;


P.S.
 再度、参考URLとして、id:sasada:20040615#1087297522 と id:sasada:20040617#1087448299 をあげておきます。

*1:終了した たほいやキーワードとか。

陪審制によるキーワード削除投票について

 mittyさん発案の陪審制(id:mitty:20040629#p3)について。
 私にはない発想でしたし、勉強になりました。


 でも、陪審員を立候補制にすると、いつものメンバー(と、そのアンチ)ばかりが立候補して、結局“特定層”の関与を促進したりするとやだなぁとか、頭を抱えちゃいました(笑)
 杞憂かもしれませんが。(^^;


 実社会での陪審制同様、存続派と削除派に陪審員の拒否権が必要になったりして、それなりに面倒かも。


 つか、陪審制とか代議制とか、(ニュアンスは違うけど)間接民主主義の類は、本来のはてなの方向性に合わない*1 と思うのですけど、いかがなものでしょう。

*1:正確に言うと、いろんな面で派閥化の促進が進んでいる現状に合いすぎる?

無駄知識(陪審制度)

 陪審制とは、本来、

 これは、国民から陪審員が無作為抽出されて、彼らが有罪か無罪かについての判定をくだし、それを受けて、裁判官が量刑(死刑とか懲役何年とか罰金いくらとかいうことです)を決めるというものです。 (量刑に陪審員が関わる場合もあります)
 裁判官が行うのは訴訟の指揮と量刑の決定だけになって、有罪無罪の判断については陪審員のみが行いますから、市民の意識が反映されやすいものとなります。また、市民に判断しやすいようなかたちで当事者が説明を行うので、審理がわかりやすいものになります。


(略)


 陪審で決定を行うと上訴ができなくなる上、判断の根拠が必ずしも明確ではないと言うことです。陪審で出てくるのは有罪か無罪かという判断だけで、陪審員個々がどの事実を真実とし、虚偽としたのかなんていうのも陪審員自身にしかわかりません。
 また、国民の判断によってなされたものを職業裁判官が覆すわけにはいかないということから、上訴も量刑や手続き上の問題についてしかできないことになります。つまりは、一審で有罪/無罪は確定するわけです。誤審で有罪になってもそれをひっくり返せず、刑罰の重さについて争うことができるのみになってしまう(略)


というものだそうです。
 今回のmittyさんの案ですと、有罪無罪を決める陪審員の役どころが (無作為選抜された)?D市民、量刑を行なう裁判官の役どころがはてなスタッフ様ということでしょうか。
 ある意味ピッタリはまりますね。言いえて妙です(^^;