はてなダイアリー評議会議題2号

 でましたね、はてなダイアリー評議会議題2号


 投票は、アンケートはてなはてなダイアリー評議会議題2号(以下略)」から行うようです。
 キーワード存続派が賛成、削除派が反対に投票とのこと。お間違えなきように(^^;


 さて、話題を振ったからには、自分の意見とか書いておくべきなのでしょうか。


 そもそも、今回の議題のキーワード「瑠璃の不倫生活」の何が問題になっているのでしょうか。
 当初の議論に関わっていない人には、分かりにくいですよね。


 簡潔に言うと、キーワード作成ガイドラインにある(固有名詞妥当性チェック)の中の、通称「粟田町」ルールが焦点になっているようです。第三者言及可能性という用語でも呼ばれています。


 これについての是非を考慮して賛否の投票をすればよいのだと思いますが、一応他の点についてもチェックしておきましょう。



 まず、このキーワードが利用規約違反かどうかについて。


 もし、利用規約はてなダイアリーのヘルプに違反しているなら、評議会に掛かることなく、はてな事務局が対処しているはずです。( 参考: はてなダイアリー評議会について )
 したがって、評議会に掛かっているキーワードについて、規約違反の有無を(我々?D市民が)判断する必要はありません。



 次に、違法性について。


 はてなの利用規約の「(6)禁止事項」に「1.本規約ならびに法令、公序良俗に反すること (以下略) 」とありますので、違法行為は利用規約違反です。
 利用規約違反については、上記の理由で今回の判断の対象外です。
 したがって、違法行為についても評議会で判断する必要はありません。



 それから、その他の“慣例”について。


 キーワードの作成基準は、(ベテラン)ユーザー合意の下に、キーワード作成ガイドラインがまとめられています。
 その中に、キーワードを作っても良い場合の(キーワードに詳しいユーザーの方々が整理された)判断基準が掲載されています。
 これらについて、今回のキーワードを検証してみましょう。

  1. そのキーワードは、複数の文字から成っていますか?(Yesなら作成OK)
    ・・・Yes
  2. 登録しようとしているキーワード自体、その説明文、あるいは貼付する画像は、他人に不快感を与えるようなものですか? (略) いわゆるアダルトなものですか?(Noなら作成OK)
    ・・・No (これに該当する(Yes)なら、利用規約違反です。後述)
  3. (ただの選択肢なので略)
  4. (略) 複数の第三者が、その固有名詞をもってその言葉が指す実体について言及する可能性がありますか?(Yesなら作成OK)
    ・・・通称「粟田町」ルール = 第三者言及可能性 → 後述。
  5. (時間詞専用の質問なので略)
  6. (固有名詞とは関係ない質問なので略)
  7. 登録しようとしているキーワードが、その指し示す内容以外の単語に引っかかってしまう可能性はありますか?(Noなら作成OK)
    ・・・No
  8. いわゆる「誤爆」問題について
    ・・・問題なし
  9. 使用文字等チェック
    ・・・問題なし


 こんな感じだと思います。
 考慮が必要なのは、「2. (略) 他人に不快感を与えるようなものですか? (略) いわゆるアダルトなものですか?」と「4. 複数の第三者が、(略) 言及する可能性がありますか?」の二つですね。



 まず2については、単純に考えればアウトっぽいです。でも、セーフかなと判断しました(笑)
 と言いますのも、今までの議論の中で、『不快 and/or アダルトなページのURLを直接指定せず、その手前の“入場しますか? [YES] [NO]”的ページを紹介する分にはセーフだろう。(先に進むか、そこで止めるかは、見る側の判断)』という意見が出てまして、おおよそ この方向で見解がまとまりつつあると理解しています。(はてな事務局が利用規約違反と即断しなかったのも、このへんの経緯があるためかと愚考します)
 今回のキーワードでは、現状、当該サイトのトップページへのリンクが紹介されています。このページに「18歳未満の方、不倫に反感を持っておられる方はご覧にならないほうがいいと思います。」と明記されていますので、OKかなと思います。



 最後が、本命の 『4.「粟田町」ルール(第三者言及可能性)』についてですね。
 これが難しいです。


 今現在、このキーワードへの言及は、キーワードを作成されたご本人と、このキーワードに関する意見・議論が中心で、第三者による純粋な言及があると判断できる状況では有りません。
 ですから、現時点ではアウトだと思います。


 ただ、評議会の結果は半年間有効ですから、今回の決議では、今後半年間における第三者言及の可能性について判断する必要があります。


 ・・・そんなの、分かるわけありません。予知能力者じゃないのですから(笑)


 当該サイトにアクセスカウンタがないので、どのくらい有名どころなのか分かりませんが、トップページに「since 2002.9.1」とあり、「(2004年1月分)」とか「(2月21日更新)」とか掲載されているところを見ると、それなりに安定して更新されているサイトのようです。
 今後、はてなダイアリーで 言及されないと断言するのも難しいかなぁと思います。
 客観的な判断は無理ですが、ここはカンに頼って、第三者言及の可能性有りと判断しておきます。



 というわけで、ガイドライン上のキーワード作成条件も全てクリアしていると考えますので、私は「キーワード存続賛成」に一票を投じます。(長かった・・・)