キーワード削除ガイドラインの改定について
何かにつけ、より良いものを作っていこうという方向性は前向きに捉えたいと思います。
ただ、現在運用中のキーワード上で直接検討するより、検討用の作業場を別途用意するほうがスマートだとは思います。
今のところ、そのような場は用意されていませんので、sasada的思いつきはダイアリーに書くことにします。
修正提案の修正の提案:
2004-3-18 15:00 改定
2004-3-19 8:15 改定
2004-3-20 16:55 改定
※ 下記リストの (例) の部分は、現行の案との比較のために設けてあります。実際には、別枠で補足するか、いっそ割愛しても良いかもしれません。
- レベル0(緊急避難を含め、早急に送信防止措置が推奨されるキーワード)
- 「keyword:はてな情報削除ガイドライン」に抵触するキーワード
- はてな利用規約に抵触し、対処に緊急性を要すると、はてなダイアリー管理人が判断したキーワード
- その他、緊急避難として、一時的に送信防止措置が必要と はてなダイアリー管理人が判断したキーワード(現行ルールには、こういう規定は無いと思います)
- レベル1(通常ルールによる削除予定への移行が推奨されるキーワード)
- 人為的ミスその他により、意図せず登録されたキーワード
(例)- 重複登録キーワード
- 誤記キーワード
- 「森進一」(歌手)を「森新一」と誤登録する、など
- 規約・ヘルプに沿っていないことが明らかなキーワード
(例)- 差別的な表現を有し、差別意識を広げる語
人種年齢・性別など、個々人の抜け出し得ない状況を表現する語。
(民族・人種差別については、はてな情報削除ガイドラインの適用範囲です。訂正します。 2004-3-20)- 家庭環境・経済状況など、当人の意思に関わらず、離脱に相当のコスト(心理面・対所属社会面のコストを含む。)が必要な状況を表現する語。
- 宗教・思想・信条・職業など、相互に平和裏な生活を行う前提下において、異なる価値観に対する寛容が必要な状況を表現する語。
窃盗のノウハウ・不法アクセスの方法など、違法行為を構成・幇助する、またはその恐れがある語。
(説明文の修正で対応できない規模を想定)- これらは、はてな利用規約 (6)禁止事項1「民族・人種差別に繋がること、犯罪を引き起こすおそれのあること、他人に精神的、経済的損害を与えること」や、同 11「本サービス上で、特定の他人や会社、団体を名指しで誹謗中傷すること。」 に相当
- 公序良俗に反すると想定できる語
- ただし、規約・ヘルプの適用について、利用者間あるいは社会的合意の形成に疑いがある語は、レベル2による個々の検討が望ましい。
- 差別的な表現を有し、差別意識を広げる語
- 半年以内の評議会結果による“判例”に沿っていないことが明らかなキーワード
- 人為的ミスその他により、意図せず登録されたキーワード
- レベル2(はてなダイアリー評議会で個別の検討・対応が望まれるキーワード)
- 規約・ヘルプに沿っていない疑いがあるが、自明とはいえないキーワード
(例) - 半年以内の評議会結果による“判例”“慣習”に沿っていない疑いがあるキーワード
- キーワード作成における、公式ルール以外の“慣習”に沿っていない疑いがあるキーワード
- キーワード作成における、公式ルール以外の“慣習”そのものに疑義があり、話し合いにて解決しなかったキーワード
- その他、話し合いによる関係者の合意が困難なキーワード
- 規約・ヘルプに沿っていない疑いがあるが、自明とはいえないキーワード
修正の考え方:
削除ガイドラインなどによる処置を別枠で後述する必要性は無いと思いますので、レベル0に位置付けてみました。 レベル1は「削除」と言い切らず、「削除予定」とすることで、関係者の話し合いの余地を残すものもレベル1に位置付けてみました。
考え方によっては、レベル1(削除)とレベル2(評議会)の間に、レベル1.5(関係者の合意形成)を設けるべきかもしれません、
レベル1にあった、
- 次の状況を差別的に表現し、差別意識を広げる語*1
- 人種・性別など、個々人の抜け出し得ない状況
- 相互に平和裏な生活を行う前提下における、離脱に相当のコスト(心理面・対所属社会面のコストを含む。)が必要な状況。宗教・思想・信条・職業など。
については、意味を取り違えていたら恐縮ですが、個人攻撃に類することであれば、sasada案レベル0による緊急避難的処置が適切かと考えます。
また、一般論としての「差別意識を広げる語」であり結論を出すのに緊急性が認められない場合は、レベル2で個別対応するべきものかと考えます。なにが「差別意識を広げる語」にあたるかは容易に判断できるものばかりではなく、言葉狩りに繋がる可能性を考慮する必要があるかと考えます。
なお、常識的に容易に判別可能なものについては、一旦レベル1に位置付けることに賛同します。例としてあげられている「人種・性別など、個々人の抜け出し得ない状況」や「宗教・思想・信条・職業など」は、確かに分かりやすい例だと思います。この場合、はてな利用規約 (6)禁止事項1「民族・人種差別に繋がること、犯罪を引き起こすおそれのあること、他人に精神的、経済的損害を与えること」か 11「本サービス上で、特定の他人や会社、団体を名指しで誹謗中傷すること。」 に相当するので、「規約・ヘルプに沿っていないキーワード」という表記で十分だと考えます。
規約違反の疑いがあるキーワードはレベル1に一旦位置付けておいて、違反行為が自明でない場合をレベル2として位置付けるのが分かりやすいかと考えます、
レベル2にあった、
- 自ら悪習と自覚している行為の反復など、個々人に抜け出し得るのにその意志が感じられない(確信犯的な)状況を表現する語
については、どういう意味か分かりませんでしたので、一旦外してみました。
納得できる理由があれば、(分かりやすい表現を考慮する必要に留意しつつ) 復活に同意します。
また、
- 公序良俗に反すると想定できる語
- エロ系・暴力系キーワードが該当するが、各人の、あるいは時代による温度差が大きいので、個々の検討が望ましい
についても、はてな利用規約 (6)禁止事項1「公序良俗に反すること」か8「倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為、他人に嫌悪感を与える内容の情報を開示すること」に相当しますので、基本はレベル1かと考えました。
レベル2に移行するのは、「各人の、あるいは時代による温度差が大きい」場合で、特記しなくても「規約・ヘルプに沿っていない疑いがあるが、自明とはいえないキーワード」というまとめ方で充分だと考えます。
追記
「自ら悪習と自覚している行為の反復など〜」について、id:naka64:20040318#p1にて補足説明をいただきました。id:naka64さん、ありがとうございます。
元々のid:lovelovedog氏の提案では「思想・信条・職業」が一括してここで扱われていました。それを、上記の通りの動機で扱いレベルを入れ替えようとしたときに「犯罪的なものまで引っ越
すして、それに対する批判表現を押さえ込む気かと思われては困る」と考えて「自ら悪習と自覚している行為の反復」と置き換えたのでした
とのことです。(引用部分の更新: 2004-3-19 7:53)
「犯罪的なもの」とのことですので、はてな利用規約 (6)禁止事項1「民族・人種差別に繋がること、犯罪を引き起こすおそれのあること、他人に精神的、経済的損害を与えること」に相当すると考え、レベル1に位置付けてみました。「窃盗のノウハウ・不法アクセスの方法など、〜」の行です。 「反社会的集団および行動等に対する呼称の一部」として、レベル2にしてみました。
ここ、見ていただけているかどうか不明ですので、とりあえず当ガイドライン関係者にリファ飛ばします。<id:kanryoさん、id:mittyさん、id:herecy8さん、id:tea_cupさん、id:yukattiさん、id:masproさん、id:jounoさん、id:lovelovedogさん、id:naka64さん、id:theoriaさん
関係者で抜けている人がいたら、ゴメンナサイ。リファ追加しますので、ご指摘願います。m(_ _)m
*1:「疾病」「障碍」について考えると「抜け出し得る」で区分しようとすること自体差別行為になりうる。