ブラックリストの欠点について(一応)
利点については、(賛成派にとっては)自明だと思いますので割愛します。
で、欠点について。
仮に質問者Aさんが回答者Bさんをブラックリストに載せたとします。
すると、あら不思議(でもなんでもなく)、Bさんは Aさんの質問に答えることが出来なくなります。
Bさんは、ブラックリスト入りにすぐには気がつかないかもしれませんが、トラブル報告とかで運営側に問い合わせたりして、いずれは自分がAさんのブラックリストに入っていることに気づくでしょう。
はたして、Bさんの心中や如何に?
笑って済ますような人格者なら、そもそもブラックリスト入りはしないかもしれませんね。
で、笑って済ませない人なら、Aさんにクレームを付けるかもしれません。
あるいは、その事実を謙虚に受け止める性格の人なら、己の非を質すためにAさんの考えを聞き、その上で自分の考えを理解してもらおうとするかもしれません。
かくして、ブラックリストに入れた側と入った側のコミュニケーションがとられることになります。
和解にいたるケースも多いかもしれませんが、シチュエーションからして、フレームになるケースも多いと思いませんか?
投げ銭で、いわしで、関係ない質問で(笑)、熱いディスカッションが行われることになるかもしれません。(生まれ変わりIDを駆使してでも(^^;; )
こうなると、(人力検索やいわしでの経験則からして) 当事者だけでなく、傍で見ているほうも嫌気がさしてくるのが いつものパターンです。
あるいは、議論を好まないユーザーは、議論好きの回答者をブラックリストに入れるのをためらうでしょう。ブラックリスト入りするのは、“話せば分かる”成長可能性のあるユーザーが主体になるのかもしれません。
こういう青写真を描いたとき、はたしてこのシステムで、何が解決しうるのでしょうか?
・・・というのが、デメリットです。(FUDとも言います)
結局、「人と人との間で起こるトラブルは、人が解決するしかない」という、あたりまえの話でした。ちゃんちゃん。
それでも、この案にニーズが有り、人力検索の利用者に利益があると考える人が多いなら、私は反対しません。
問題の一部が解決するのは確かですし、ある意味、喧嘩は はてなの華ですから(^^;