会議用キーワード

 近藤社長id:jkondo:20040606を拝読して。


 キーワード(Wiki)上で会議ができたら便利だろうなー、とは常々思ってます。
 会議の要素を無理やりキーワードに当てはめると、

  1. 事前に行うこと
    1. 出席者名簿作成【 ダイアリー? 】
    2. 場所と設備の確保【キーワード】
    3. 開催案内【 投げ銭かトラバ? 】
  2. 事前に準備するもの
    1. 出欠簿【キーワードに記載】
    2. 議題・進行【キーワードに記載】
    3. その他資料【キーワードに記載】
  3. 当日行うこと
    1. 出欠確認
      【出席者をキーワードの出欠簿に追記】
    2. 議事進行
      【キーワードのコメント欄で発言・議論。ボードの代わりにキーワード編集】
    3. 議事書き取り
      【キーワードのコメント欄が、そのまま記録になります】
  4. 会議後に行うこと
    1. 議事取りまとめ
      【コメント欄をキーワードに転記後、編集】
    2. 報告書作成・承認【キーワードに記載】
    3. 会議結果に従った資料作成【キーワードに記載】
    4. 会議出席者・その他の関係者への報告【 ??? 】


くらいかと思います。


 おそらく、

  1. 会議資料キーワード(議題・進行・その他資料。会議中に変更しないもの)
  2. 会議運営キーワード(議題・出欠簿・議事内容・議事ボート。実際の議場はココ。リアルタイムに内容更新あり。コメント欄で議論)
  3. 報告書キーワード(議事取りまとめ・報告書作成。会議後に作成。コメント欄で検討・承認)


の3つのキーワードが有ればいいのかな。


 「会議資料キーワード」は、会議が始まるときの手元資料のイメージ。それだけ(笑)


 「会議運営キーワード」には、「会議資料キーワード」から議題や資料、議事内容を転記しておいて、議論の過程でドンドン変更していきます。会議中に元資料が揉まれて、会議結果が自然にまとまっていく感じです。
 臨場感があって、イメージも共有しやすく、ツールとしては悪くないとは思います。
 ・・・まぁ、実際には排他制御が問題なんですけど。
 この案で、発言・議論をキーワード本体ではなくコメント欄に追い出しているのも、排他制御が気になるからです。
 あと、議事が荒れたとき*1も問題(^^;


 「報告書キーワード」は、「会議運営キーワード」が整理されていれば兼用でいけるかも。でも、ゴチャゴチャするだろうから、清書用として別枠で考えてみたり。



 3つのキーワードを作ることで、あとから見た人が会議前・会議自体・会議結果を知ることができることは重要な点だと思います。
 Wiki型システムですと、どうしても更新中心になって、気が付くと結果しか残らないことがあります。更新履歴を追いかけるのは疲れるし(^^;
 プロセス自体に意味がある行為をwiki型システム上でやるときは、その点に工夫がいると思います。



 以下は、問題点です。
 キーワード自体は、会議出席者等への連絡機能が弱いのが難点です。
 いまの機能ですと、議長がトラバか投げ銭で呼びかけることになります*2
 最初の「会議開催の案内」は別にして、キーワード関係者への同報通知機能は欲しいかもしれません。


 それから、キーワードには、会議への参加資格のチェック機能がありません。wiki型システムで行うような会議では、参加資格は不要かもしれませんけど(^^; どちらかというと、?D市民限定参加になるところがネックですよね。


 参加資格や連絡のことを考えると、はてなグループのキーワード機能を使用するのが妥当に思えますが、こちらはコメント欄が有りません(^^;
 キーワード本体にコメントを書くと、リアルタイム性が重要な会議キーワードでは、排他制御が問題になるのです。
 コメント欄、欲しいなー。


 キーワード本体の排他制御も難しい、というか、面倒です。
 たぶん、議長か書記に相当する人が一人で更新するようにしないと、アツくて面白い議論に限って、上書きの衝突や更新内容の消失が続出します。
 でも、キーワード更新を一人に任せると、wiki的な面白さが激減するんですよね、これが。。。


 というわけで、少なくても排他制御の問題を解決しないと、素人にはお勧めできない方法なのでした(笑) *3


*1:これはwiki型システムの宿命かも。

*2:もちろん、はてな機能だけで運営する場合の話です。

*3:玄人には勧めてイイかも。