堀江社長、大いに主張するの巻
「フジテレビ、一挙にニッポン放送を子会社化する計画発動--堀江氏は緊急声明 - CNET Japan」より
ニッポン放送は2月23日の取締役会で、第三者割り当てのかたちを採り、フジテレビを割当先として新株予約権の発行を決議した。
(略)
今回発表された新株予約権をフジテレビがすべて行使すると、こうした保有比率が一変する。既述のとおりニッポン放送の発行済株式総数は8000万株になり、その際のライブドアの保有割合は2月21日時点の取得済み株式数ベースで15.4%、フジテレビの保有割合は2月17日時点の取得済み株式と新株を合わせて64%(5126万4660株)と過半数を超える。確実に保有している株式ベースでこう計算すると、圧倒的な差となるのがわかる。
とのこと。
ニッポン放送(とフジテレビ)の反撃が始まりました。
これに対し、ライブドアは、
「ITmediaニュース:堀江社長「今後もニッポン放送株を買い進める」 仮処分申請を検討」より。
同社は「特設緊急声明」として堀江社長のコメントを動画で配信した。堀江社長は新株予約権発行について「いろいろなシナリオを想定していたが、非常にトリッキー。無茶なことをやっているように思える」とした上で、「われわれのような大株主もそうだが、株式価値の大幅な希釈化で一般株主が犠牲になる」と批判。
(略)
商法上、会社が「著しく不公正なる方法」で株式を発行し、このために株主が不利益を受けるおそれがある場合、株主は株式の発行をやめるよう請求できる(280条ノ10)。
「著しく不公正な方法」として、会社の支配をめぐる争いの際、ある側が議決権の過半数を維持あるいは奪う目的で発行する場合もこれに当たるとされる。
とのこと。
たしかに商法上の定めはそうかもしれませんが、ムービングストライク型転換社債を用いた非常にトリッキーな方法で巨額の資金調達を行なった上、株式価値の大幅希釈をする会社の社長で、つい先日フジテレビによる株式保有25%回避のためにニッポン放送の増資をちらつかせた人物の発言とは思えない物言いです。(大笑い)
ここまで社会を敵に回して、いったい何が出来ると考えているのか、理解に苦しみますねー。