キーワード削除投票システム案について(0) 意味なし

 はてなダイアリー日記によりますと、キーワード削除投票システム案というものが検討されているそうです。


 なんか、見覚えがあるような気がするんですけど・・・。
 私が前に要望しました「簡易評議会」と似ているような気がします。 → id:sasada:20040617#1087448299


 「簡易評議会」の方は、「削除提案」カテゴリーの追加ルールとの位置付けでしたので、発動条件がビミョーかつ決定的に異なるのですが、どうやら今回も提案者の一人に数えられることになった模様です(汗;


 いったい何人の方が、キーワードモデレーションシステム(参考: id:sasada:20040601#1086069650)とキーワード削除投票システムの発案者(の一人)が同一人物であることに気づいているのでしょうか。(^^;


 信じてもらえるかどうか、私はどちらかというと、キーワード存続派かつ民意反映派ですよー。

キーワード削除投票システム案について(1) ?DD案に沿った考察

1.有効期限について

 幾つかのダイアリーで、キーワード削除後に関する扱いについてのご意見を拝察しました。
 (id:standalone:20040628#1088428204さん , id:frain:20040628#1088424303さん)


 いわしにも書きましたが、「存続が半年間有効」なら、「削除も半年間有効」であるべきだと思います。
 これは、「評議会結果は原則半年間有効」とのルールに基づくもののはずだからです。


 読み返すと、私の「要望」の段階でこの記述がスッポリ抜けてます。
 私のミスですねー。申し訳ありません。m(_ _)m



 あと、「半年間」という長さについて。
 「簡易版」の評議会では長すぎるのではないかとのご意見があります。
 (id:Piccoli:20040628#1088426064さん , id:frain:20040628#1088424303さん)


 とくにPiccoliさんの

逆に存続票により保護される期間は「半年間」より短くていいと思う、滅多に発動されない評議会の結論に対しては「半年間」だとしたら、もっとお気軽な今回のシステムではその拘束力が及ぶ期間はもっと短くていい。いっそ一ヶ月ぐらいにして、ただし同一人が再び削除にまわすには「半年間」とかどうだろう?


との考察は、的を射ていると考えます。
 私なら、「一ヶ月」ではなく「三ヶ月」からスタートして様子を見ると思いますけど、とくに理論的背景はありません。感覚的なものです(^^;


2.投票期間について


 一週間が短か過ぎるとのご意見があります。
 (id:n_kakka:20040629#1088438467さん(第三のところ) )

 が、これはやってみないと分からないと思います。
 人力検索のアンケートでも2・3日(トップページ落ち? )でガクッと投票数が減ることを考えれば、投票期間の長さは重要なファクターではないかもしれません。


 むしろ現行案では、削除予定キーワード一覧のトップページ落ちの方が、影響が大きいかと思います。
 切り口としては、削除予定にまわせる数(まわす権利)の制限や周知方法の見直しの方が、効果的かもしれません。


3.公示の方法について

 今回の案では、「削除予定キーワード」イコール「投票中キーワード」なので、削除予定キーワード一覧(http://d.hatena.ne.jp/keywordlist?cname=deleted) をヲチしていれば投票は可能です。
 それでも、キーワード関係者への周知は必要かと思います。


 thediaさんの

えーと、キーワード編集者だけでなく、せめて、モデレーションに投票した人くらいには、メール通知をした方がいいのではないでしょうかね。というのは、あるキーワードに関心を持っているユーザが、そのキーワードの編集に携わるとは限らないからです。>id:hatenadiary


という提案は、妥当かと考えます。


 付け加えるなら、アンケート最終日に未投票の方に再通知するくらいでちょうど良いかもしれません。


4.削除予定にまわす権利について


 リンク先を紹介するのも面倒なほど、「愉快犯」等による削除予定テロを懸念されている方が多いです。実のところ、私も心配です。


 sasada案では、簡易評議会にまわせる条件は もっとシビアでしたし、そこに至るまでに議論できる機会を設けていました。(「削除提案」カテゴリー参照;;; )


 この点に関しては、sasada案の方が健全だと私は考えています。
 でも、すでに棄却されてるところがつらいです(^^;


 他に妥協するなら、削除予定にまわせる回数の制限案(id:Piccoli:20040628#1088426064さん)を検討するべきかもしれません。
 これは、mittyさん達が検討されてきたキーワードの削除権とサルベージ権(id:mitty:20031226#p2)の応用と考えることも出来るかもしれません。(ストレートには、削除権とサルベージ権は、今回の案の削除投票と存続投票に相当しますので、あくまで応用ですね;;; )



 他にも書きたいことは有りますが、時間がないのでここまで(^^;

キーワード登録禁止期間考 (1)

 「投票によって存続が決定したら半年プロテクトされるのなら、削除が決定した場合にも半年再登録を禁止すべき」という意見について、閣下からトラバ(反対意見)をいただきました。

 (略)、私はこれには問題があると思います。半年再登録禁止になってしまうと、「同文字列異義語」の登録が不可能となってしまうからです。


 たとえば現在、声優という意味の「CV」が(おそらく多重登録の理由により)削除にまわされていますが、これを投票で削除決定してしまうと、異なる意味を持つ「CV」を登録したいと考えても、半年登録することができない状態になってしまいます。


 カテゴリが違うならば、カテゴリで区別することも一応できるでしょうが(それでも問題ですが)カテゴリが同じだった場合、以前削除された「CV」と、登録しようとしている「CV」の違いを、システムが区別することは不可能ではないでしょうか。(カテゴリが同じなら同一キーワードに入れるという考え方もありますが)


 ごもっとも(^^;
 ところで、現行ルールの評議会では、実際にこういう事態になってるわけです。
 困ったことです。


 それはそれとして、今回の削除ルール案は「簡易」である分、影響が大きいですね。


 それでも、同一カテゴリ・同一名称のキーワードを登録不可にする必要は有るかと思います。
 でないと、「削除予定 → 復活」のループが「削除 → 登録」のループに変わるだけで何も解決しないからです。*1


 今回の案を妥当なものにするためには、「削除されたらどうするのか?」という視点ではなく、「削除されるべきものを削除し、そうでないものを削除しないためにはどうするのか?」という点に着目するべきだと思います。


 とかいいつつ、sasada案の前プロセス「削除提案と、そこでの議論の通過」を前提としないなら、もう少し削除しにくく(削除賛成75%以上 程度)、期限も短く(3ヶ月程度に)しないと、今回の案では削除側に有利すぎる気がします・・・。

*1:いや、ループを回すのに時間が掛かる分、マシといえばマシかもしれません。

キーワード登録禁止期間考 (2)

 一番問題なのは、登録ミス等の削除をしたとき、そのキーワードを登録できなくなることかもしれません。
 「CB」の登録をミスって「CV」を登録してしまい、このシステムで削除すると、「CV」が登録できなくなりました、ではイタすぎますね(^^;


 やっぱ、もう少しコストの掛からない、「簡易」削除機能を 別途 前段階として 用意しないと運用しにくい気がします・・・。
 かといって、削除後すぐ復帰を許すと、既存のループ問題やキーワード・ロンダリング*1が防げないし・・・。むずかしいです。


*1:キーワードの履歴・コメント・スコアなどに都合が悪い情報が有る場合に、削除と新規登録によりクリアすること。いま命名しました(笑)