「人力検索の中心」の過去と未来

 言うまでもなく、「人力検索サイトはてな」の本来の姿は

 はてなは、知りたいホームページのアドレスを、あなたに代わってホームページ探しの達人が調べてくれるサイトです。また、あなたがホームページ探しの達人なら、誰かの質問に答えることで、ポイントを手に入れることができます。

というものです。ヘルプの冒頭に載ってるのだから、間違いありません(笑)
 これこそが、護るべき「人力検索サイトはてな」の中心です。


 ・・・いや、本当にそうでしょうか?
 わたしはこのところ、(ダイアリーやグループを含む)はてなのサービス全般について、その中心を護るべきなのか、(多様な価値観を受け入れることにより) 価値の偏在に備えるべきなのか、考えてきました。(暇なときに;;; )


 たぶん、これから何度も考え直すのでしょうが、考え方の基本はまとまったと思います。


主題: 「各々の はてな(サービス群) の中心は護るべきなのか?」


sasadaの見解:

  • はてなの中心は護るべきである。ゆずれないところを安易に妥協してはいけない」
  • 「ただし、中心は固定されない。はてなの発展と共に、その中心も移動し変化する」


 たぶん、こういうことなんだと思います。
 こんな、当たり前で簡単な結論に至るまで、随分時間を使いました。はっきり言って、バカです(--;
 というわけで、冒頭の言葉を言い換えたいと思います。



 HELPの冒頭に載ってる「人力検索サイトはてな」の本来の姿は、護るべき「人力検索サイトはてな」の中心 *でした* 。


 しかし、いま人力検索は変わろうとしています。
 悪い意味だけではありません。
 色眼鏡を外せば、いい意味でも変わる余地が残されていますし、ドンドン変わろうともしています。


 暖かな人と人との交流が生まれる、住み良いコミュニティとして。ブレーンストーミングが出来るアイデア発掘の場所として。オモシロ質問と小粋な回答を楽しむ知的ゲームの場所として。


 いいところだって、いっぱい有るじゃありませんか(^^)


 「人力検索サイトはてな」は、話題提供者と参加者の掛け合いから生まれる新しいコミュニケーションの場所として、他の追従を許さない魅力的なサービスに育つ潜在力を持っています。
 これは、はてなが誇る良質なユーザーのみなさんが何年間も積み上げてきた、お金に変えられない財産です。


 我々一人一人のユーザーは、従来の「人力検索」を捨て去ることなく、新しい可能性を拒絶することもなく、それらが融合した新しい人力検索にステップアップするお手伝いをするべきなのだと思います。



 みんなで、より良いサービスを育て上げて、新しい「人力検索サイトはてな」を作りましょう。
 そして、その精神を、胸を張ってトップページに飾りましょう。
 いつか、より素晴らしいサービスに生まれ変わって その役目を終えるまで、新しい「はてなの中心」を護りましょう。



 具体的な展望は、まだ見えません。
 輝かしい未来に到達するまでには、泥くさい作業や、つらい決断が不可欠でしょう。
 おそらく、この道の途中には、産みの苦しみが待ってます。失敗もあります。不信感も募ります。脱落者も覚悟しなければなりません。そして、それは私自身かもしれません。


 それでも、それを乗り越えた先に目指すものがあるのなら、躊躇わずに最初の一歩を踏み出すべきだと思います。