深入りしたくないので、ちょっとだけ。

 はてな様によると、「(はてな)ポイントの無効については、違法性は無いものと考えています」という解釈だそうです。


 一ユーザーとしては、これを全面的に信用して善意の第三者としてポイントを使用していきたいと思います。


 んで、この件に関する検討をする際の分かりやすい入り口をご紹介しておきます。


 はてなでは、Myはてなからはてなポイント - はてなという処理が出来ます。
 ここには『はてなポイントは、1ポイント=1円です』と明記されています。
 更に『500ポイント単位(クレジットカードを除く)でポイントをご購入ください』と書いてあります。
 ・・・ところで、消費税の扱いはどうなっているのでしょうか?


 ごく普通に考えると、一万ポイント「購入」すれば、5%の消費税がかかります。内税方式だと仮定すれば、実際に手に入るポイント数は9,524ptになりそうなものですが、実際には10,000ポイントになります。
 どうやら、「ポイント購入」時点では、消費税が掛かるような商行為は行なわれていないようですね。(例: 金銭債権の取得)


 でも、はてな利用規約 第2次改定案(PDF形式)によると、『ポイントの換金において源泉徴収の対象となる弁護士、司法書士、医師などの職業を有するユーザーは、当社において適用のある税率により所得税源泉徴収を行った上で換金します。』とのことですので、ポイントの換金は「所得」に当たることになります。(例: 金銭債権の支払)



 更に、「ポイントの無効については、違法性は無い」わけですから、「購入」されたポイントは はてな様のルールに従って合法的に無効に出来るようです。(例: 債権放棄の自動的許諾か) *1


 にもかかわらず、同改定案では、『(略) 第三者に対してポイントの仲介を行う場合は、ポイントの支払者から受領した料金から通信費、サービス運営費その他の費用を含む手数料を控除した金額をポイントの受領者に支払うものとします。』となっており、ポイントを支払う行為はユーザーに委ねられています。(例: 債権譲渡または債権者の交替による更改) *2



 まとめますと、ポイントとは、これを「購入」することにより、はてな様の所有物(?)であるポイントの移動権がユーザーに許諾され、一定の条件に当てはまれば換金してユーザーの所得とできるような何かで、しかも規約の定めにより無効化が可能、かつ、元々の購入時に消費税が不要である何らかの(違法性のない)形態をとっていると解釈できます。
 どこかで間違っているのかもしれませんが(^^;



 繰り返しになりますが、私は一ユーザーとしてこれを全面的に信用し、善意の第三者としてポイントを使用していきたいと思います。



参考URL

*1:あるいは、はてな様の財産であり、厳密には購入したユーザーの財産ではないのでしょう

*2:あるいは、はてな様の所有物であるポイントの移動権を許諾されているという解釈でしょうか