回答オープン時のポイント消費について

 人力検索サイトはてなへの要望に関する私のつたない考察を補完する形で、幾つかのアイデアを御提案いただいてます。ありがとうございます。m(_ _)m


 わざわざ前の日トラックバックで御連絡いただいているのも関わらず、お返事が遅れて、申し訳ありませんでした。
 皆さんの案は拝見していたのですが、日曜から月曜にかけて仕事に追われてしまい、返事を書く余裕がありませんでした。すみません。m(_ _)m


 では、お返事です。

DocSeriさんの「回答オープン後、次の回答を開くまでに、相対的評価を必須とする」案

 URLは、(http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20040925#1096124774)です。
 これは盲点を突かれました。
 まとめますと、

  1. メリット
    • 回答オープン前に投機的に10ptを支払わなくてよい。
    • すでにオープン済みの回答に“評価”を行わないと次の回答が開けない。
      回答を見た上で、それにふさわしい評価を星五つで評価する。【ここが盲点でした】
      • ポイントに関する意識を和らげる
      • 最終的なポイント割り振りの煩雑さを回避し、ポイントの均等割り当てを減らすことが可能。(回答数が多いと、質問締め切り後の回答振り分けの使い勝手が悪いという話はよく聞きます)
    • sasada案に比べ、質問ポイントの平均値が下がる可能性が低い。
  2. デメリット
    • 質問者にとっては、UI上の手間が増える。
    • 最終的に必要なポイント総額が計算しにくい。

くらいでしょういか。
 十分に現実性のある案だと思います。
 この案については、即物的では有りますが、簡易的なバリエーションという形で、sasada案によるバリエーション案を後述したいと考えます。

jincさんの「(1) 質問者が質問をするときに回答数を設定できる」ようにする案、 「(2) はてなへの支払と回答者への支払を明確に分離する」案

 URLは、(http://d.hatena.ne.jp/jinc/20040927#p2)です。


 jincさんの掲げる前提条件は『新しく回答を開けるたびに消費するポイントがはてなと回答者の両方に行くのが抵抗感の一つになっているのではないと考えて』の提案ということですので、sasadaの掲げる「回答オープンに掛かる10ptが揉め事のタネ」という問題意識とは少し違う観点から考察されています。


 この種の検討初期では、色々な価値観と切り口から (ブレーンストーミング的に) 多くの案を出し尽くすことが肝要だと考えますので、sasadaと相容れない価値観も含めて、異論は歓迎したいと思います。(^^)


 まず、(1)の「質問者が質問をするときに回答数を設定できる」方式は、今までに検討されてきた案のバリエーションになります。「回答数の制限」はどちらかというと目新しいですが、同様の発想で「締め切るまでの時間制限」案はありました。
 当時の検討結果を うろ覚えながらも思い出しつつ、御提案の件に応用して整理してみます。

  1. メリット
    • すばやく回答を得られる。
    • 必要最低限の使用ポイントを確定できる。
  2. デメリット (今までに採用をためらわれた理由)
    • 昨今のアンケートはてなの回答を持ち出すまでもなく、回答数限定の質問では、どうしてもスピード勝負になります。もちろん、そのようなニーズが有る以上は、要求仕様として検討の価値は有ると考えます。
      しかし、現状でも、回答送信を焦るあまり内容の薄い情報を頻繁に回答する傾向が有る以上、スピード勝負の励行によって、質問者の期待する回答が得られる確率は、今より低下すると予想すべきかと考えます。ここをクリアする工夫があれば、検討に値するのではないかと愚考します。
      sasada的には、この提案は、回答者のモラルの向上と質問者回答者間の信頼関係が修復した後の課題かと拝察します。質問者側のニーズから言えば重要で、いずれは再検討すべき価値ある課題かと存じますが、端的に言えば、時期早々かと(ため息


 次に(2)の「はてなへの支払と回答者への支払を明確に分離する」方式ですが、回答オープン毎に はてな様への支払いが発生するなら、現状の「10pt」必須の不条理感は拭い去れないと拝察します。
 あくまで、「新しく回答を開けるたびに消費するポイントが自動的に加算される点が問題である」との立場に立った場合、(2)案は無力ではないかと拝察します。個人的には忸怩たる思いですが・・・。
ただ、「はてなへの支払と回答者への支払を明確に分離する」という発想自体はよい切り口だと思います。まだ工夫の余地が有るのではないでしょうか。質問キャンセル時のポイントの扱いも含めて。


 おそらく近い将来、第二回はてな公聴会(人力検索の部)が設定されるでしょう。システム面・ルール面・ユーザーの心得・自治の為に必要な環境整備、様々な提案をするチャンスが、きっと訪れます。
 その気の為の心構えと準備を、人力検索を愛する皆様に期待しております。(^^)