?iは良いシステムですよ。基本的に

 先日、はてなアイデアについて、「射幸心を煽りすぎる」等の批判を書きましたが、ちょっと言い過ぎたかなぁと。
 実際には褒めるべきところも多々有りますし、「はてならしら」を良く考えてあるシステムだと思ってます。今後、更に改良が進むでしょうし。
 やっぱり、(sasadaなりに) 良いと思うところも多少書いてかないと不公平ですよね。

要望窓口の集約

 はてなアイデアは、要望・不具合のトラッキングシステムです。これは、私自身を含めて多くのユーザーが以前より待ち望んでいたものでした。
 最近の風潮として、ユーザー側から見て「 [[はてな○○への要望]] 」系キーワードに手ごたえが感じられなくなりつつあり、更には「はてなダイアリー日記」や「はてなスタッフ日記」のコメント欄に一部ユーザーが突撃することが当たり前になりつつ有りました。私は、焦りとともに、このような習慣からの脱却を図る必要を感じていました。


 私は、要望窓口を集約して採用/却下等の判断が明示されるシステムがリリースされたことを、素直に喜んでいます。

要望に対する はてな様の見解の公表

 これは重要なファクターだと思います。
 これからは、要望が実装されない理由について、あれこれ悩む必要がなくなります。(たぶん)
 たとえば、アイデアの採用理由や却下理由をチェックすることで はてな様の考え方を理解することも出来ますし、それを今後の要望に活かすことも出来ます。
 要望と それに対する はてな様の見解のキャッチボールで、よりレベルが高く 、より「はてならしい」アイデアが生まれることでしょう。
 はてな様の意向を取り違えて同じ失敗を繰り返すような「sasada要望」が減るであろうことは、喜ばしいかぎりです。


 また、アイデアの却下理由を読むだけで、モヤモヤが収まることも有るでしょう。
 通らない要望の再生産に歯止めが掛かることも ありがたいです。

潜在化していた要望の顕在化

 「今まで (声の大きい) 一部ユーザーの特権の感があった要望提出が、誰でも気軽にできるようになったこと」、「良いなぁと思える要望への意思表示が簡単かつ気軽にできるようになったこと」は、大いに評価されるべきだと思います。
 はてなアイデアに挙がってきている要望を拝見していると、今までの懸案事項だけでなく、ベテラン勢が“常識”に照らし合わせて (無意識に) 避けていた様なアイデアが沢山登録されています。また、そういう要望に (熱意ある)追加ベットが多数投稿されることもあるようです。


 こういう“普通”のユーザーの“普通”の要望が陽の目を見るかもしれないシステムに、私は大いに期待しています。(だから、自分のポリシーに合わない実装でも反対せずに、応援しています)

楽しく使えるサービス

 以前にも何度か書きましたが、私の考える「はてならしさ」の一つに、『楽しく入力、便利に活用』というのが有ります。
 私が毛嫌いしているベットシステムも、「お遊び要素を盛り込んで楽しく入力していただこう」という、はてな様の工夫と思いやりの産物であることは想像に難く有りません。


 はてな様が「はてならしさ」を忘れず、要望ラッキングのようなサービスにさえユーザーの満足度を追求し続けて下さることに感謝しています。

最後に

 毎週の様に発展し続ける「はてなサービス」を支えているのは、はてな様のビジョンの素晴らしさだけでは無いと思います。多くの支援者やユーザーの協力を得ることによって成り立っている偉業でしょう。
 はてなアイデアの思想は、はてな様自身がそのことを認識して、ユーザーニーズを重要視してくださっていることを教えてくれます。


 このサービスからは、『より重要なニーズは何か』『より多くのユーザーが望んでいることは何か』という情報を「見逃すまい、取りこぼすまい」という姿勢が伝わってきます。
 はてなアイデアの発展は、はてなサービス全体の発展に直結していると思います。
 私は、当サービスの成功と今後の発展を願ってやみません。