要望選択システム案考察のメモ

 不適合は対象外。要望のみに絞って考える。


 予測市場もどきで「はてな様が好むもの」じゃなく「多くのユーザーが好むもの」の美人投票をしたい。*1
 その為には、市場価値(今ならあいぽん)に相当するものの発行者を、はてな様から「多くのユーザーの総意」に移すのがベター。


 例えば、

  1. 発案者は、アイデアを公表する。
  2. 評価者は、そのアイデアに-5から5の評価をつける。
  3. システムは、各アイデアに対する「全評価者の評価合計」で、全アイデアに順位をつける。
  4. システムは、各アイデアの順位に応じて自動的に「アイデアの係数」を決める。
    • 良いもの(+1)、普通のもの(ゼロ)、悪いもの(-1)
  5. 評価者の「手持ちアイデアの時価」は、自分が行った評価×係数で決まる。
    • プラスの評価をしたアイデアの係数が良ければ、プラス×プラスでプラスになる。
    • プラスの評価をしたアイデアの係数が悪ければ、プラス×マイナスでマイナスになる。
    • マイナスの評価をしたアイデアの係数が良ければ、マイナス×プラスでマイナスになる。
    • マイナスの評価をしたアイデアの係数が悪ければ、マイナス×マイナスでプラスになる。
    • つまり、自分の評価と全評価者の評価が同じ性向であればプラスに、そうでなければマイナスになる。プラスマイナスの幅は、自分のつけた評価の絶対値(0から5)で決まる。つまり、「手持ちアイデアの時価」は-5から+5の間になる。
    • システムが計算した「全評価者の評価合計」の順位や「アイデアの係数」は公表しない。(評価者が恣意的に操作すると数字の意味がないから)
    • 評価者が持っている個々の「手持ちアイデアの時価」や「アイデアの係数」も知らせない。(理由は同上)
  6. 評価
    • 個々のアイデアの評価は、「全評価者の評価合計」。(発案者のみに公開)
    • 発案者の評価は、上記「アイデアの評価」の合計(か平均)。(公開する。どうしても必要ならランキングも公開)
    • 評価者の評価は、自分の「手持ちアイデアの時価」の合計(か平均)予想が当たるほど大きなプラスに、外れるほど大きなマイナスになる。(公開する。どうしても必要ならランキングも公開)
  7. 選択
    • はてな様は、「全評価者の評価合計」が高いアイデアの中から、実装してみたいものを選ぶ

みたいなシステム。
 今考えたところなので穴だらけのはず。
 たたき台に出来るかどうかは、あとで考える。(ご指摘歓迎)

要考察

  • 色々非公開の情報が有るが、もちろん出来るだけ公開したほうがいい
    • 公開情報が少なすぎると参加者のモチベーションに差しさわりが出る。
    • 評価者が個々のアイデアのランキング等を見て自分の評価を変えるのは、むしろ推奨される行為か?
  • 「アイデアの係数」は、整数より実数の方がヨサゲ
  • 発案数の制限がないので、多すぎるアイデアを処理するルールや仕組みが必要
    • 多重登録の抑制方法
    • 多重登録されたアイデアの扱い
    • 陳腐化したままのアイデアの扱い
  • 発案者と評価者の完全分離の是非
    • 早い者勝ちの弊害は無いか
      • 拙速は善か、発展型アイデアに淘汰されるか
  • 説明・コミュニケーション機能は必要かも
    • 現行のコメント欄に相当するものの要否
      • ブレーンストーミング的要素の要否
      • はてな様へのアピールの要否
      • 発案者への質問機会の要否
      • 評価者へのアピールの要否
    • TB・ブクマなどによる言及の位置づけ