はてな社内ミーティング(2005-6-24)への感想と意見
はてなアイデア日記「本日のはてなアイデアミーティング」より。
本日分(って前日になりかけてます)を拝聴しました。
(前回分のミーティングの感想は前日の日記にあります。)
■ 意見(1) 不具合報告について
idea:2974、idea:2828、idea:2911、idea:3032の件。
ご対応、お疲れ様です。
idea:2828が(技術的に)難しいというお話は外からは分かりにくいので、こうやって情報公開していただくと待つ身も心安らかで居られてありがたいです。
■ 意見(2) グループ内でのキーワードのカテゴリー分けについて(第二回)
idea:952の件
『カテゴリーを用いて、グループキーワードで百科事典風のものを作りたい』との要望であることが判明した模様ですね。
百科事典風となると多重キーを持つことになるのは目に見えてますので、unixのpath風のデリミタによる階層化は実際的ではないかもしれません。このタイプの階層化は、原則ツリー構造しか持てない点がネックです。共通部分の木構造の使い方の慣例とalias機能が備わってはじめて、多少規模の大きなコレクション(とメンテナ)に対応できるのではないでしょうか。
オススメは、キーワード同士の相互リンク機能かと思います。
はてなアイデアの関連アイデアの様に、関連キーワードに相互リンクを貼る機能です。
で、データとなるキーワードから索引用キーワードを「関連キーワードに指定」してリスト化すると。
これなら仕組みも比較的簡単で使いやすく、多重階層や多重キーにも柔軟に対応できます。いかがでしょう。
難点は、索引用キーワード側でリスト化されたリンク集の編集ができない点です。順番の入れ替えとか細かいタイトル変更とかちょっとした付記とか。
まあ、カテゴリーによる実装でも同じ欠点を抱えると思いますので、同レベルだとは思いますが。。。
あと、アイデアを「検討中」に移行する際のhatena様メッセージ機能は必須かも。このセクションを書いている時点でid:kiyohero様の購入予約された株は売買成立していません。私が購入予約した『関連アイデア風の相互リンク機能の実装とか。カテゴリ用キーワードを「関連キーワードに指定」してリスト化』コメントつき購入予約も埋もれてます。
通常取引が活性化するのに伴い、コミュニケーション機能として株の売買を使うのは困難になってきました。
■ 意見(3) グループ内でのキーワードのカテゴリー分けについて(第二回)
idea:3127の件。
hatena 『全てについて約束できるわけではありませんが、今後はなるべくアンケートを行うようにしたいと思います。』とのお返事で満足です。
敢えて申し上げるなら、重要な変更を伴うもので民意に関係なく実施されるものについては、公式日記などで事前にご説明願えると大変嬉しいです。
公知になれば、中にはお役に立つ意見もはてな様に届くのではないでしょうか。もちろん玉石混淆でしょうが。あと、ユーザー側も心の準備が出来ますし。私事ながら、住所登録問題の反省は忘れないようにしたいな、と思ってます。
■ 意見(4) グループ管理者が退会してしまったときの処置について
idea:1045の件。
現行、月に2・3件の依頼とのことですから『グループ作成・解散を簡単に行えないよう現在の仕様にしてあります。お手数ですがはてなまでご連絡ください』との御判断は妥当かと愚考します。
ただ、はてな様にメールが届いてるのは氷山の一角かもしれないな、とは思います。
普通のユーザーの場合、
- メールや質問箱から依頼することを思いつかない。立ち往生してる。
- 敷居が高くてメールを出せない。放置している。
という可能性も考えられるので。
有って当然のロジックなので、上記の点も勘案して実装しても良かったかもしれません。少なくとも、退会者がグループ管理者になっている事例を社内調査して欲しかったとは思います。既にされていたらごめんなさい。
■ 意見(5) 「人力詮索サイトさては」の再開について(第二回)
idea:570の件。
「古い」とか言われてガックリ。というか、今頃1000MAXになっていてビックリ。← 発案者
不意打ちでしたのでひっくり返りそうになりました。
「却下」になったら のっかってくださった方達に申し訳ないなぁと思ってましたが、「実装済」にしていただけたのでホッとしました。ありがとうございました。
ちょっとマジな話をすると、「さては」へのベット(当時)は、ネタだけでなく、人力検索の息苦しさへの反発もあったのかな、と推測しています。私自身はそういう気持ちなんですけど。
人力検索は一義的に「役に立つサービス」であって、「楽しむサービス」にするのは二の次になっている気がします。ユーザー側の意識も含めて。
そこに純粋に楽しめる人力検索である「さては」が一瞬だけ登場したので印象に残ったのでしょう。
「さては」はともかく、「楽しむ/楽しめるサービス」としての人力検索というものを考えていくのが本筋かもしれない、と思いました。ネタカテゴリの新設とかは、方法論の一つに過ぎないと思います。もっと広く考えてみたいです。
はてなアイデアにネタカテゴリを作るという案(?)には笑いました。笑いつつ感心しました。
はてなアイデアと人力検索って、色んなところで似てますね。
- どうしてもポイントが気になる。気にせざるを得ないシステム。
- ポイントをためる人がエライ人に見えるようになってる。(が、根拠は意外と薄い)
- 「お役に立ちたい」人を求めているが、そういう人にストレスが溜まる構造になってる。
- ポイントを払う人と貰う人の役割・立場が明確。当然払う方が強い立場なのに、いざ強く出ると反発される。
いや、思いついただけです。単なるイメージなので、本当は似てないのかも。
■ 結語
今回も興味深く拝聴させていただきました。m(_ _)m
毎回感想を書くのはムリっぽいですが、今後も拝聴するつもりですし、折に触れて反応したいと思います。f(^^)
*1:普通に飛ばすと500 internal server errorに、URI末尾にtrackbackをつけると送信は成功するものの受信拒否に。困りました。