住所登録で逮捕を免れるのか
主に、id:hatenadiary様宛てのセクションです。f(^^)
で、いま話題の住所登録アンド抜き打ち調査で、上記セクションの法的リスクを回避出来そうでしょうか。
私は、心配です。
郵便による抜き打ち検査だけでは、氏名・住所の詐称を止められないかもしれませんし、違法画像のアップロードも止められない気がします。
これは、単なる想像だけでなく、ダイアリーでの氏名や住所詐称宣言や人力検索の質問から容易に想像できる事態です。
この状況で、「やるだけのことはやりしました。(株)はてなに法的責任は有りません」と言えるだけのアウトプットが出せる気がしません。
本質的には、防止の為の手段が問題なのではなく、違法画像が登録されないという結果が重要なのですから。
と、いうわけで、少なくとも、フォトライフ利用者は、全員本人確認が必要だと思います。*1
本人確認は、「住所登録アンド郵便物による確認」または「本人確認可能な電子メールの登録」が順当だと思います。*2
これらが成されていない場合でも、「Myはてな登録の携帯メール・i-modeからのアップロードは許可」という条件緩和は可能だと思いますが。
携帯メールやi-modeからの更新なら、法的機関からの照会により、本人確認を取ることは可能でしょうし、その旨を大々的にアピールすることにより、抑制効果も期待できるはずです。(少なくても、150人への抜き打ち調査よりは)
あと、フォトライフの画像一覧画面やダイアリーの画像表示(の有る日付の見出し辺り)に、情報削除ガイドラインに則った削除依頼を分かりやすく入力・送信できるフォーム、いわゆる削除依頼フォームへの誘導ボタンを付けるくらいの配慮は必要かと思います。これで管理責任を完全に回避するのは難しいかもしれませんが、回避の為の努力は認められるかもしれません。画像のアップロード時に本人確認が取れていることとあわせ、違法行為の抑制にも、効果があると思います。
蛇足ながら、将来、動画や音楽のストリーミングサービスをリリースされる計画があるようでしたら、同様のルールや仕組みをご用意されることをお勧めします。(はてな検索がs.hatena.ne.jpでなかった時点で、stream.hatena.ne.jpの出現を疑ってたりして)
で、住所登録していないユーザーでも、ダイアリーや人力検索の質問等についても、携帯からの投稿は許可しても良いかと思います。携帯からのアクセスを通じて、確実に本人確認できるはずですから。(プリペイド携帯に、写メールやi-modeの類が有ると面倒ですが・・・。これで本人確認できないのは、携帯の販売店の責任でしょう)
携帯メールからの投稿については、自動返信メールで「***サービスの御利用ありがとうございます。はてなでは、携帯メールからの投稿時に本人確認の為の情報を記録しています。この情報はプライバシーポリシーに則り、厳格に運用しています。不都合がございます場合は、このメールを返信していただくことにより、先ほど送信いただきました***サービスの御利用をキャンセル出来ます。よろしくお願いいたします」というメールを返すことにより、それなりの抑制効果が期待できると思うのですが、いかがでしょうか。
あと、どのサービスも、プライベート・モードでの利用は問題ないような気がします。(閲覧許可ユーザー数の制限は必要かもしれませんが)
この点も、御検討お願いします。m(_ _)m
*1:本人確認に必要なコストを、登録料(1年分)とか利用料(1か月分)という形で徴集する形になってもです。
*2:メールアドレスによる本人確認が取れるかどうかは、これからデータベースを作ることになるので手間だと思いますが、プロバイダ・公共機関・一部企業や教育機関の発行するメールなら、大概可能だと思われますので、既登録メールアドレスを元に本人確認可能/不可能ドメインDBを作成しておき、後はユーザー登録の際、「このメールアドレスでは本人確認できない可能性が有りますので御利用できません」とか「このメールアドレスで、本人確認できるかどうか、はてなでは把握しておりません。調査に時間が掛かる場合がございますが、このメールアドレスで仮登録されますか?」などと警告するようにすれば、運用は可能かと拝察します。