住所確認不要サービスを残すことにこだわる理由

 一応、書いておいたほうが良いと思うので。

  1. 全員に住所確認できない以上、実効性が期待できないから
    • 失礼ながら、はてな様の規模でユーザー全員に継続的かつ完璧な住所確認を出来るとは思えません。
    • 中途半端な確認で、正直者がバカを見るのは勘弁。(万が一の情報漏えいとか)
    • 結局不届きモノを阻止できなくて、諸共にサービス廃止の不利益を受けるのも勘弁。
    • どうしても確認が必要なら、能力的に可能な範囲に絞って善処して欲しいと考えます。
  2. はてなには、「顔の見えるサービス」で有り続けて欲しいから
    • ダイアリーを流し読みしている限りでは、住所登録に抵抗を示す人の中には、(赤裸々な日記をつけていたりして) はてなスタッフ様に人物認定されることを嫌う方が大勢いらっしゃるようです。これは、はてなスタッフ様を自分に近しい存在だと認識している証拠で、「顔の見えるサービス」として成功している証左です。
    • 今回の件で、こういうユーザーの方々がはてなを去るのは惜しいです。このアドバンテージ(というか、むしろ財産)を捨てて欲しくないと思ってます。
  3. ユーザー登録時点ではてな様を全面的に信用しろというのは難しいと思うから。
    • ウ社の事件は、誤解や憶測を含めて、これからもつきまといます。
    • M&Aに関するFUDも同様です。
    • したがって、ウソ住所やウソ氏名による新規ユーザー登録は今後も無くならないと予想できますし、裁判沙汰になったときには、この点に対する実効性の有る対策を採っていたのかどうか、突っ込まれると思います。
    • フォトライフをはじめ、本人確認をしてでも使いたいサービスを充実する傍ら、本人確認なしでも使えるサービスを用意して、“はてな”を分かってもらい、信頼を得る機会を作ることが大切だと思います。


 ちなみに、住所確認と並ぶ形で、個人特定可能なメアド登録を推す理由は下記の通りです。

  1. 個人特定可能なメアドや携帯からのアクセスで十分個人認証できると考えるから。
    • コスト的にも、(ちょっとしたCGIとメールで)全数チェックできる点でも、こちらの方が対策として優れていると考えるから。
    • 唯一の欠点は、この程度の情報では捕まらないだろうと勘違いする愚か者の犯行を止められない点ですが、ウソ住所や仮名で悪さをするユーザーよりは対処の仕方が有る気がするから。
    • 個人特定可能なメアドを調査する手間は大変だと思いますが、信頼するに足る住所を収集する手間に比べたら、はるかに楽だと思えるから。