住所登録問題に対するパブリックコメント(予備)
「はてな住所登録パブリックコメント」に保険をかけときます(^^;
非匿名メアドの登録確認が不採用になり、住所の全員確認も不採用になる場合の案。
メアドによる確認が出来ない分、少しキツメの認証になってます。
住所確認について
住所の全員確認が出来ない場合でも、希望者については全員分を確認してください!! (あと、規約違反の疑いがあったりして、はてな様が必要と判断したユーザーも)
少人数のサンプリング調査は不公平だし、(運営者が住所氏名を知りたくなる類のユーザーに)正しい情報を登録させる効果に欠けます。*1
現行規約で正確な入力を求められている氏名等の登録状況でさえ“この程度”なのですから、氏名住所を正しく入力してくれる人が(運営者として氏名住所を必要とする人の) 大部分を占めるとは予想しがたいところです。
この面で社会性向上が期待できない以上、サービスとしても訴訟対策としても不十分ですので、サンプリング調査には絶対反対です。
この点を踏まえ、私の(予備)案では、希望者全員の確認を前提に作成しました。
各サービス別認証レベル一覧のまとめ(予備)
用語解説
- 住所氏名の登録
- ユーザーが住所氏名を登録
- 住所氏名の登録確認
- ユーザーが登録した住所氏名を、はてな様が確認
(希望者全員。手数料は原則ユーザー負担。ただし無料コースあり) - 携帯メアドの登録
- ユーザー携帯メールアドレスを登録(現行通り)
- 認証不要
- 上記の全てが不要。ただし、運営者と連絡の取れるメールアドレスが登録されていることは、別途確認する。
ちなみに、通常のログイン操作によるユーザー認証の要否のことではありません。
サービス別認証レベル一覧
- はてなフォトライフ → 住所氏名の登録確認
- はてなダイアリー
- パブリックダイアリーの閲覧 → 認証不要
- パブリックダイアリーの編集(パソコン) → 住所氏名の登録
- プライベートダイアリーの閲覧(パソコン) → 住所氏名の登録 (不法行為や権利侵害行為等に繋がる記述を特定メンバーで行うケースを抑制)
- プライベートダイアリーの編集(パソコン) → 住所氏名の登録 (不法行為や権利侵害行為等に繋がる記述を特定メンバーで行うケースを抑制)
- プライベートダイアリーの閲覧(閲覧許可機能無効) → 認証不要
- プライベートダイアリーの編集(閲覧許可機能無効) → 認証不要
- 携帯からの日記の閲覧・編集(携帯) → 携帯メアドの登録
- 画像アップロード(パソコン) → 住所氏名の登録確認
- 画像アップロード(携帯) → 携帯メアドの登録
- ダイアリーへの(ユーザー名による)コメント投稿 → ダイアリー所有者が設定画面で認証レベルを選択
- はてダイアリー市民権 → 住所登録確認
- はてなアンテナ
- パブリックアンテナの閲覧 → 認証不要
- パブリックアンテナの編集(パソコン) → 住所氏名の登録確認
- プライベートアンテナの閲覧(パソコン) → 住所氏名の登録
- プライベートアンテナの編集(パソコン) → 住所氏名の登録 (権利侵害行為等に繋がる記述を特定メンバーで行うケースを抑制)
- プライベートアンテナの閲覧(閲覧許可機能無効) → 認証不要
- プライベートアンテナの編集(閲覧許可機能無効) → 認証不要
- 携帯からのアンテナの閲覧・編集(携帯) → 携帯メアドの登録
- 人力検索サイトはてな (各機能とも、削除依頼ボタンとフォームは欲しい)
- 質問(パソコン) → 認証不要
- 質問(携帯) → 携帯メアドの登録
- 回答 → 質問者が認証レベルを選択(ただし、回答オープンシステムの改善等別途必要)
- いわし → 住所氏名の登録確認
- のっかり(非匿名) → 認証不要
- のっかり(匿名・メッセージ有り) → 住所氏名の登録確認・ユーザー名のログへの記録 (誹謗中傷対策)
- のっかり(匿名・メッセージ無し) → 認証不要
- はてなグループ
- 管理者ユーザー → 住所氏名の登録確認
- 管理権限ユーザー → 管理者ユーザーの選択による
- 参加ユーザー → 管理者ユーザーの選択による
- はてなポイントの購入 → 認証不要
- はてなポイントの換金 → 住所氏名の登録確認
- はてなポイントの送信
以上です。
はてなダイアリー等に関する考察
(追加11月18日 8:20amくらい)
上の一覧では、『パブリックダイアリーの編集』の認証レベルが『住所氏名の登録』になっています。
登録『確認』ではないので、はてな様による確認無しで使用できるという考え方です。
現状でも一定数のユーザーが「“常識”としてネット上に本当の氏名や郵便番号を登録してない」現状がある以上、住所についても同様の現象がおきると考えるのは、充分に合理的な考え方だと思います。
さて、ダイアリーを事実上の匿名で使用したいと考えるユーザーは多いでしょうが、私が意識しているのは主に下記の2タイプです。
- 自分以外のなんらかをはてなサービス上で批判批評しているが、身元が明らかになる危険性をできるだけ減らしたいユーザー。
- (ある意味赤裸々な内容を含む)私日記を公開していて、運営者に身元を特定されることに抵抗があるユーザー
1番目のタイプについては、社会派ユーザーとして広く認められている人から、巨大掲示板で生暖かく見守られている人まで千差万別なわけですが、情報漏えいを心配するにせよ他の理由にせよ、正直 *運営者* にまで身元を隠したいなら、はてなとは別の手段で活動されてはどうかなぁ、と考えてます。
問題は、2番目のタイプの人たちの存在です。
こういう方々の、自分の中にある様々な思いを綴ったダイアリーというのは、プライベートモードの日記も含めて、読み手の心に届く貴重な作品が多いと感じています。これは、今までの「はてな」が培った文化の結晶であり、失うにはあまりにも惜しい財産だと確信しています。
私は、ダイアリー作者に住所確認を強要することにより、2番目のタイプの人を失うのを恐れています。
その結果が、『住所氏名の登録』で終わらせ、『確認』を必須としない理由です。
このセクションでは、匿名ユーザーが認められなかった場合を想定していますので、ぶっちゃけた話、2番目のタイプの人でも正確でない個人情報を登録することにより「はてな」に残れる道を残そうとの考えです。
ただ、この場合、1番目のタイプの人たちの個人情報も『確認』しないので、社会性がどうしたこうしたという問題が残ります。
まあ、個人情報を『確認』していない人は、?D市民になれない案なので、ダイアリーキーワード上の騒動は減ると思います。(人力検索におけるいわし発言も同様の考え方です)
コメント欄荒らしについても、ダイアリーユーザーが認証レベルを選べるようにすることで、一定の抑制効果が見込めます。(人力検索における回答も同様の考え方です)
あとは、トラックバックです。はてなユーザーの中には、批評批判(というか書かれた方から見れば悪口)を掲載しておいて、わざわざ本人やその関係者や第三者にまでトラックバックを飛ばす人が居ます。これを何とかしたい思いはあります。
はてなの外側から飛んでくるトラックバックは如何ともしがたいですが、はてな内部から飛んでくるトラックバックだけでも制御できないものでしょうか。未『確認』ユーザーはトラックバックを飛ばせないようにするか、未『確認』ユーザーからのトラックバックは拒否できるようにするか。上記一覧には載せませんでしたが、この辺も検討対象かと考えます。
*1:住所を登録するユーザーが6万人居るとして、月に一千人住所確認しても、ひと回りするのに5年かかります。
“その手”のユーザーにとっては、数年に1回順番が回ってくるかどうか程度では、意味が有りません