火の無いところに煙は・・・
昨日、id:adramineさんから『議論の梯子を外してかけ直すのは良くない。』『これも、同じ。キチンと対話しよう。雪合戦状態。』『で、結局見当違いの所に着地。もうちょっと自分の意見を推し進めるのではなく、ゆかっち論もキチンと読もう』というご助言をいただきました。
昨日の記述のどこかに意見の相違があるとのご指摘だと理解し、あれから5回くらい「ゆかっち論」を読み返したのですが、敢えて議論すべきところが見つかんないです。・・・スルーしちゃダメですか? (汗;
どーしてもと言うなら、「http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20050313#hatenacommunity」の小見出し『「人力検索サイトはてな」と「教えてはてなダイアリー」の違い』部分の
- 人力検索サイトはてな…ゲマインシャフト的コミュニティサイトとして成立
- 参加にあたってはゲマインシャフトの一員として、全人格的な理解の元でのやりとりを旨とする…同一ID制および質問回答履歴などの利用情報の開示に由来して、参加者は参加すればするほど近隣愛・友愛による全人格的な融合・愛着・信頼*を本質とする人間関係を人力検索サイトはてな上で構築し、同サービス上での行動のベースとするようになる。
- だからこそ同一IDでの参加が逆にまた絶対条件となる…同一ID制、同一ID指向の強化
- 教えてはてなダイアリー…ゲゼルシャフト的な「知識」のやりとりの場として利用可能
- 同じユーザー同士の互助会という点で参加者(特に回答者側)はゲマインシャフトの一員としての意識を濃淡はあるものの持っているかもしれない。が、特に参加にあたって絶対的に必要とされるものではない。
- むしろ、ゲゼルシャフトのように、その場の利益(質問者側…有益な回答を得ること、回答者側…自分の知識が披露でき生かされる喜び、誰かの役に立てた喜び。双方…形式知の蓄積や技能の向上、閲覧者などの第三者にも役立ててもらえるかもしれないという期待、コミュニティ全体の知識として役立たせられる喜び、など)が得られる範囲内という限定された範囲で他人との結合を図るほうを優先的に考えることが多い。基本的には質問が発せられたその場限りのつながりであり、つまり、それゆえにゲゼルシャフトに関与する人々は、その組織特有の目的に照応するかぎりでの人格部分だけ関係しあうこととなり、その結びつきは断片的でゆるく,本質的には疎遠であることを選択すらもしている。*
- 正しい回答が得られさえすればよいので、IDが誰であるかは本質的には関係ない。よって、回答者がIDがある記名ユーザーでも匿名でも多くの場合は問題とならないので許容されるし、回答者側はその場だけのしがらみとするため・その時以外の人格部分で関係したくないために、匿名回答者となることを選択する場合がある。
といった違いもあるだろう。
について、
- 『人力検索サイトはてな』の第1項目は、ビジネスライクなニーズが増えつつある現在、ゲゼルシャフト的な側面を無視できなくなってるのではないでしょうか?
- 『教えてはてなダイアリー』の全3項目は、人力検索にも当てはまる場合が多々あるので、差異とはいえないのではないでしょうか?
という質問は出来ますが、「だから何?」と聞かれたら「何でも有りません。ごめんなさい」と答えるしかない枝葉の問題だと思いますので、議論にならないっす。
あと、解釈論だけなら、次の小見出しの
しかしこれら匿名や別ID(ニックネームID)を公開スペースに導入することはユーザー相互の全人格的な認識と把握や繋がりを絶たせてしまうことからゲマインシャフトとしてのはてなを崩壊・変質させる可能性があり、運営哲学・理想、また仕様や機能のベースにある基礎原理といった運営モデルと勝利目標をゲマインシャフトに置くはてなとして絶対に受け入れられず、また、受け入れてはならない機能と要望である。
という部分について、別ニックネーム付与機能のもたらす未来は、はてなのゲゼルシャフト化ではなく、(同一人物の別人格を用いた、新たな住み分けによる) ゲマインシャフトの変化(小さく・多く)であろうから、やり方・考え方次第では『運営モデルと勝利目標をゲマインシャフトに置くはてなとして絶対に受け入れられず、また、受け入れてはならない機能と要望である』とは言えないだろうなぁと思いましたが、これも議論のネタにはならないような(^^;
・・・やっぱ、勘弁してください。m(_ _)m
と思ったけど、せっかく書いたので、id:yukattiさんにトラックバックしておきまーす。