キーワードの多機能化に伴う対策について
上二つのセクションへの関連です。(直接の関係は有りません)
ダイアリーキーワードを別サービスとして独立させる場合のキーワード機能のイメージについて、(類似の)別解を掲載しています。
キーワードがサービスを越えて多機能化し、シンプルさを失うことを懸念しての考察(というか対策案)です。
なお、「まとめ」はセクションの末尾です。(^^;
■ 問題提起
前のセクションで、捕捉専用キーワードは はてなキーワードの独立の際に有用な機能であることを述べました。
しかし、この際に条件を付けました。
- ダイアリー日記以外は辞書的側面を利用しないこと
- 他のサービスはリンク的側面しか利用しないこと
の2点です。
これは、今後(近い将来)も変わらない前提条件でしょうか。
実は、自信が無かったりします。(^^;
捕捉専用キーワードはスマートな解決策でありお勧めなのですが、上記の前提条件が崩れるなら、はてなキーワードの独立に伴う問題点を解決する役には立たなくなるかもしれません。*1
■ 更に問題提起
(近い)将来的に、フォトライフやブックマーク専用のプロパティがはてなキーワードに実装されると仮定します。
それはキーワードのリンク的側面とは限りません。キーワードの辞書的側面に相当するものかもしれませんし、全く別の○○的側面かもしれません。
そうなると、キーワードの内容を編集できる機能が必要になりますが、ダイアリー用のプロパティとその他のサービス用のプロパティが混在してしまい、ほとんどのサービスを理解しているユーザー以外にとっては、見通しが悪いことになりそうです。
キーワードの編集も、各サービスの利用者にとってシンプルであるべきでしょう。できればシステム的にも(^^;
■ 対策を考える
対策は (考え方自体は)単純で、
- キーワードの機能をシンプルに
- 各サービス共通機能や ?D・?F・?B 固有の機能を、各々切り分ける。
- 各サービスは、サービス共通機能と当該サービス固有機能にアクセスするだけで動作するようにシステム化する。
- キーワードの閲覧をシンプルに
- 各サービスから誘導される画面では、サービス共通のプロパティと当該サービス固有のプロパティのみ表示する。
- 全サービスのプロパティを閲覧する画面が必要なら、別途詳細画面として提供する。
- キーワードの編集をシンプルに
- サービス毎の機能的制約の方法
- はてなキーワードでは、各サービスでの利用制御用に「利用可能フラグ」プロパティを持つ。
- (システム面) 当該サービスの「利用可能フラグ」プロパティが立ってないキーワードは、(そのサービスにとっては)存在しないものとして扱う。← 一文字キーワード等、サービス毎に異なる制約を実現するため
- (編集) 当該サービス固有のプロパティが存在しないサービスでは、編集にて「利用可能フラグ」プロパティのみ制御する。(当該サービスでのキーワード利用を可能とする為)
- (編集) 当該サービスで利用できないキーワードは編集できないようにする。そのサービスでは「利用可能フラグ」プロパティが立たないので、システム的に存在しないことになる。(一文字キーワード等については、?Fでは編集できるが ?Dでは編集できない。従って、?Dでは「利用可能フラグ」プロパティが立たないので利用できない)
- キーワード削除について
■ まとめ
キーワードは「はてならしさ」を代表する機能ですので、各サービスでドンドン活用すべきですし、各サービス固有の機能・プロパティの充実を進めるべきだと思います。
ただ、そのことによりシステムやユーザーインターフェイスのシンプルさを損なうのはマズイです。
各サービス共通機能と各サービス固有の機能を切り分け、システム的にもUI的にも独立性を強めることで複雑化を避けてはいかがでしょうか。
以上、至極当たり前のことですが、書かないと伝わらない可能性を考慮し、先行するセクションの話の流れで書いてみました。f(^^) < id:hatenadiary様
*1:もちろん、捕捉専用キーワードがダイアリーキーワードとしての問題点の解決(ニーズの吸い上げ)に大変有効である点は動きませんので、ご賛同いただける方は http://i.hatena.ne.jp/idea/1051にベットしてくださると嬉しいです(^^)。
*2:各サービス用キーワード編集画面には、コアユーザーの利便性を考慮すれば、全プロパティ編集画面へのリンクが有っても良いかも。でも、各サービス用市民権の有無の問題があるので、各サービスの編集画面へのリンクのほうが妥当ですよね。
*3:ミスヒットについては、本質的にはブックマークコメント等でも起こっているはずですが、問題になるレベルになってないだけではないかという。。。