公聴会第2回議事録の感想(キーワード編)
「キーワードシステムの変更について」を拝見して。
■ 冒頭陳述
まず近藤社長の『はてなの考えとしては、キーワードの価値は2個あり、自動リンクにより関連する情報を探せるというものと、辞書としてそのものの情報が得られるというもの』という発言は、さりげなく重要かも。
いままで、公式には『ですが、これに限りません』という但し書きが付いていましたが、はてなの考えとしては、この二つに限ると明言されたようです。ババーン!!(笑)
私は、ブックマークのタグ機能や 各種サービスの自動カテゴライズのトークンとしての役割は「キーワードの価値」だと思うのですが、それぞれ「自動リンク」と「辞書」の範疇に含めているのでしょうか。うーん。
あと、含む日記に捕捉される機能はキーワードの価値としてメチャ重要視されていると思うのですが、これを近藤社長は自動リンク的価値に含めておられたご様子。議事録の後ろの方の会話で
に、ちょっと笑いました。(ボケ<ツッコミ みたいで)
■ 削除システムの方向性
正直、この辺は議事録を読んでいてもよく分からなかったのですが・・・。
「キーワードの編集」でのリンク解除をリンクスコアへのマイナス投票として扱う案は、キーワードモデレーションシステム導入時にsugioさん(だったかなぁ)を中心に提案がされていて、私がダダをこねて反対していたような記憶があります。
簡便でクールなやり方だけど、趣旨が違うのでは? という線でやり取りがあったと記憶しています。おぼろげながら。
- 「キーワードの編集」で表示されるキーワードリストに「リンク可」「リンク不可」のラジオボタンと「含む日記可」のチェックボタンを表示
- 一覧を見ながらチェックして、一気に更新
- リンク可否投票はキーワードのリンクスコアに反映
- 「含む日記可」のチェックボタンを外したキーワードはキーワード側から捕捉されない。(その日の日記分だけ)
くらいの簡便性は最低限必要でしょう。
日記を更新するたびに同じ作業をやるのはバカらしいので、
というシステム変更も有用だと思います。(翌日分以降の日記で変更したくなれば、また「キーワードの編集」から変更)
あと、「キーワードの編集」って利用してる人少ないですし、「編集プレビュー」→ 「キーワードの編集」 → (トラックバック送信) → 「日記更新」という具合に、日記更新の画面遷移中に強制表示する手もあります。もっとも、プレビューを使わない場合は現状どおりの更新プロセスで良いと思いますけど。更新の手間と表示の出来栄えへのこだわりの差ということで。
とりあえず、『自分の行動がスコアに影響する、というのを検討していきたい』『総合すると、リンクスコアすら大した投票が行われていないのに、新しいものを導入するより、実利のあるものを』との考え方には基本的に賛成。
『キーワードの投票は「キーワードの編集」からしかできないのはどうか』と言われると、ちょっと嫌。「自分の日記に関係ないんだから外野は黙ってろ」的思想は正しいんですけど*1、今でも少しずつこういう個人主義思想が押し寄せてきて、はてならしさが減ってきてるように思えるし。バランスの問題だとは思うのですが、今はそこまで閉じなくても良いように思います。
■ 含む日記
利用者が多いだけに、拒絶反応も大きいという(笑)
近藤社長に『キーワードの編集は含む日記に出たくないという方が多いのか』という問題意識を持っていただけたのは、大きな成果だと思います。
近藤社長の『含む日記があるのに検索エンジンの方が優れいている、というのはありえない』との自負には大変驚きました。
「そこにコダワリがあったのか!!」という発見と「だったら、はてな検索を検索エンジン並みの検索オプションで強化しましょうよ!! (重要度上げて)」というツッコミが心の中で爆発しました。ま、「はてなアイデア」に (1ptだけ)ベットしておきましたし、いいんですけど(笑)